湧水

c0073719_061199.jpg
実家のある会津喜多方は水がおいしい。だからお米もお酒もとてもおいしい。
実家の前の池は湧水で、今も水道は引いていない。
水が流れる音を聞いて育った私は、たまに帰ってこの音をきくとほっとする。
昔は家の前の池から流れる小川に天然記念物の「イトヨ」がたくさんいた。
となりの家の庭にも水が湧いている池があって、その流れの先の小川にクレソンや芹がたくさん出る。クレソンを摘み、ツクシを摘み、スギナを摘み、池のそばにでていた山蕗を摘む。
実家に帰ると時間がとてもゆっくりと穏やかに流れていく。
そうして、気づかないうちにココロに溜まった強張りがじんわりとほぐれていく。

水の音と透明な流れ。
カラダを包み通り抜ける風。
お日様のぬくもり。
空の色。
木々の緑の色と香り。
温かな人たち。
畑の野菜。
懐かしい風景。

マクロビオティックでは自分の周りを取り巻くものすべてを食べていると考える。
心地いいと感じるものの中に身をおくこと。
それは、カラダやココロの栄養と浄化なんだなぁ。

そんな気持ちで料理したものは、とても豊かな味になる。
みんなで食べると豊かな時間が流れる。
小さな小さな幸せの連鎖。

母が言う。
水辺のものをいただくのは、5月まで。
これからは地面のものをいただくの。

磐梯山のてっぺんに見える残雪の形が狐の形になったら
今年も田んぼの仕事が始まる。

自然と共に生きる暮らしの素敵。
[PR]
by vegetabiles | 2005-05-05 00:38 | スローな暮らし
<< 素材 タマネギと切干大根のMISOスープ >>